デザインとマーケティングを通して、相互のフィードバックを発生させる。

2024.04.09

デザイン / マーケティング

大切にしている部分が似ているからこそ、相互作用がある。

デザインとマーケティングという2つの要素に対してみなさんどういうイメージをお持ちでしょうか。私は以前まで創造的なものとロジカルなものという印象でした。

しかしクライアントとのプロジェクトを通して双方に向き合い続けると実は共通点も多く、さらに両方を意識することでよいフィードバックがあることにも気づけました。

デザインとマーケティングを両立させるからこそ、良いサービスが届くべき人のもとへ届き、生活を前進させるのです。

共通項は「気持ち」であること。

様々な考え方がありますが、私はデザインとマーケティングの最大の共通項は「気持ち」であると感じています。デザインであれば制作したものが顧客の気持ちを揺さぶるのか。関心を持ってくれるのか。マーケティングであれば、気持ちを理解した上で消費の喚起ができるのかなど。アウトプットの方向性が違うだけで、そのスタートは人の心理なのです。

実際に有名なフレームワークである「デザイン思考」の5つのステップの1つめは「共感」です。

ユーザーのニーズや課題(ペインポイント)を深く理解するために、ユーザーの視点や感情に共感するプロセスのことを「共感」プロセスと言います。「共感」プロセスでは、顧客が何を感じているのかや、なぜそれが重要なのか、そのフィードバックをどのように製品に今後活かせるのかを知ることが重要です。

引用:https://miro.com/ja/reseach-and-design/what-is-design-thinking/

前回の記事にも書きましたが、マーケターも顧客に向き合うことが必要です。そう考えたときに、注意する箇所に違いはあるものの、スタートラインはほぼ同じと言えるでしょう。

どういうフィードバックがあるのか。

実際にどういうフィードバックがあるかを体験含めてご説明いたします。クライアントとのプロジェクトで感じたフィードバックはこのあたりです。

・ デザインで達成すべき目標が明確になる
・ デザイン表現が新たなマーケティングの機会をつくる
・ 通貫して行うことでブランディングを最大化できる

■ デザインで達成すべき目標が明確になる
まず一つ目は、デザイン表現においての目標が明確になることです。デザインの評価は非常に難しく、故に属人的になりやすい領域ともいえます。さらに何度も議論を出してクオリティを上げきったと思ってリリースをしても見向きもされないこともあるでしょう。
そういった抽象度が高いものを判断する際に、マーケティング軸での判断を取り入れることで狙い通りのデザインに近づけることができます。また、チームとして明確な判断軸を持てることも良い点といえます。

■ デザイン表現が新たなマーケティングの機会をつくる

次は逆にデザインがマーケティングにいいフィードバックを与えるケースです。マーケティング戦略の段階で狙っていたターゲットや効果とは違う反応が制作物から返ってくることがあります。グラフィック表現然り、コピーライティングなど様々な要因が関係して発生するのですが、これを単に戦略の失敗と捉えるのではなく、新たな機会を得たと考えるとデザイン表現による戦略のブラッシュアップにつながるのです。
実際に大きい組織であればそれも見越して戦略策定を実施するのでしょうが、kumuで支援する中小企業の多くはそこまでリサーチに時間をかけることができません。
だからこそ少額でもいいのでテストマーケティング的に広告などを配信し、フィードバックを得るのです。その際にデザイン表現から新たな機会に気づくことが多々あります。

■通貫して行うことでブランディングを最大化できる

そして最も効果を感じるフィードバックは「ブランディングを最大化できる」点です。

ケースによっては支援会社が分断している場合もあるほどそれぞれ専門性が高いものではありますが、故に両方の視点を持ち、プロジェクトに臨むことでマーケティング戦略からデザイン制作への流れに滞りがなく、意図が反映されたアウトプットになります。
そしてそうしたアウトプットだからこそ、マーケティング戦略に思わぬフィードバックを生み出してくれるのです。

しかし、実際に2つの領域をカバーするのは簡単なことではありません。我々も場合によってはこの2つをクライアントと手分けすることもございます。作業工程によってお互いが取り組むことを調整することで内製にもつながりますし、結果を支援側に委ねることもなくなる状態になります。

1つのチームとして、マーケティングからデザイン制作のお手伝いをいたします。

このように、kumuではこれまでの経験を活かしてクライアントと1つのチームとしてプロジェクトを進めます。発注してからプロジェクトがブラックボックス化しないよう、双方の考えや知見を混ぜ合わせながら結果に繋げるようにプロジェクトをデザインします。
もし気になる方がいましたら是非ご連絡ください。

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